データの読み方
このページでは、API が返す観測の単位、時刻と状態の意味、付加情報の制約を説明します。
観測の単位
1 件の観測は source、jail、ip の組み合わせです。同じ IP が二つの Jail や収集元で検知されれば、複数の観測として保持します。
統計の observations は観測の件数、ips は重複を除いた IP の数です。テキストフィードも IP の重複を除きます。
時刻と状態
| 項目 | 意味 |
|---|---|
first_seen | この収集基盤で最初に確認した時刻 |
last_seen | 最後に確認した収集時刻 |
active = 1 | 最新のスナップショットの BAN 一覧に存在 |
active = 0 | 後続のスナップショットで一覧から外れた状態 |
stale = 1 | Jail の最終収集から 48 時間を超えて更新がない状態 |
時刻は BAN イベントそのものの発生時刻ではありません。収集元が停止しても BAN 解除とは扱いません。更新が古い Jail は、現在有効な一覧・統計・フィードから除外します。検索と active=all では過去の観測を確認できます。
定期収集の制約
収集元では日次のレポート生成に合わせて、現在の BAN 一覧を JSON にします。内容に変更がなければハッシュを使った heartbeat を送り、変更があれば完全なスナップショットから差分を反映します。
収集と収集の間に BAN されて解除された IP は記録できません。過去の BAN 一覧すべてを復元する API でもありません。記録はこの収集基盤が観測を始めた時点以降のものです。
国・ASN・組織
これらは GeoIP や RDAP などによる付加情報です。不明な値は null になります。国コードや ASN はネットワーク情報であり、アクセスした人物の国籍、居住地、所属、個人の特定を示すものではありません。
公開範囲
公開 API は IP、公開用の収集元ラベル、Jail、観測時刻、状態、ネットワークの付加情報を提供します。生のアクセスログ、リクエスト本文、アカウント名、認証情報、管理用の除外リストは公開しません。
IP の記録だけで悪意を断定したり、恒久的な自動遮断の根拠にしたりせず、検知条件と状態を確認してください。共有回線や動的な IP 割り当てでは、観測時とは異なる利用者が使っている場合があります。
誤検知や仕様の報告
公開データの解釈や仕様の不整合は、f2b-api の GitHub リポジトリから報告できます。認証情報、生ログ、個人情報を含む内容は公開しないでください。修正を検討するときは、Jail、観測時刻、問題の条件を切り分けて確認します。